梅の白と栄養パワー

2019/04/02
春を告げる梅の花

みなさま こんにちは

アロマセラピー&色彩スクール「スタジオセルボ」です。

 

昨日は新元号に「令和」が決まったことが発表されましたね。

 

万葉集の梅の花の歌の序文から引用された漢字で、

題材になった序文では白く咲き誇る梅の花や、

蘭の深い香りから春の訪れを喜ぶという内容でした。

 

 

今まさに桜の満開を迎え、たくさんの人たちがお花見を楽しんでいますが、

昔の日本では、「花」と言えば初春の訪れを感じさせる「梅」だったそうです。

 

 

梅は「松竹梅」にあるように、「不老長寿」や「子孫繁栄」を意味する縁起の良い花なのです。

 

現代の高齢化や少子化問題を吹き飛ばしてくれそうな気もします。

 

 

序文で表現されている梅の白色。

 

白という色は「無」の状態、ゼロ地点を意味しますから、

新しいことが始まる時にはまさにピッタリの色なのです。

 

 

色が無いことで精神性を高め、心を無にして自己を知る。

そんなエネルギーを与えてくれます。

 

 

自分を見つめ直したい時、また、心を乱す人間関係や、

日々追われる仕事や日常から離れたい時に、

全ての刺激から解放され、ゼロから新しく生まれ変わる「再生の色」なのです。

 

白色は未来志向で、過去を浄化し、

理想に向かって進んでいこうとする心理を表現します。

 

 

ウエディングドレスの白も、物事を一新する「みそぎ」の白衣も

理にかなっていますよね。

 

 

 

一方、梅の実は古代から薬用として広く活用されてきました。

 

● 誰もが知っている抗菌・殺菌作用。

 「O-157」にも効果を発揮し、食中毒を予防します。

  これからのシーズン、お弁当やおにぎりに大活躍ですね。  

 

 

● 梅に含まれるクエン酸やリンゴ酸の疲労回復効果も良く知られています。

  スポーツのお供には是非梅干しを。

 

 

● 肥満気味や血糖値が気になる方にも、

  余分な脂肪の蓄積を防ぎ、食後血糖値の上昇を抑えてくれるそうです。

  食後の血糖スパイクが原因の頭痛、イライラ感、だるさなどの不調にも、

  自律神経を整えてくれる効果が有ります。

 

 

● 代謝が悪く、手足の冷えや肩こりの方にも、

  クエン酸の働きで血液のうっ滞を解消してくれます。

 

 

● 梅干は胃腸粘膜も保護するため、

  お酒を飲む時もアルコールの刺激を緩和してくれます。

 

  二日酔いの時に食べると、胃粘膜の修復も早くなり、

  身体を弱アルカリ性にして二日酔いからの回復を早めます。

 

 

● 腸の悪玉菌が増えるのを抑制し、

  腸内環境を整え、免疫力をupしてくれます。

  また、クエン酸により、腸の蠕動運動を活発にして便秘を予防します。

 

● いつまでも若々しい体を維持したい方にも、

  梅に含まれるポリフェノールの抗酸化作用や、

  梅干を食べると出る唾液には、若返りのホルモンが含まれていると言われています!

 

 

 

日本の朝食の定番「梅干」には嬉しい効能がいっぱいですね。

 

私も毎日2~3粒食べています。

 

お勧めはお茶に梅干を1粒入れて飲む「Wカテキン効果」。

 

 

 

新たに始まる「令和」の時代を梅の力で生き生きとすごせると良いですね|

 

 

今回は梅にまつわる「白のエネルギー」と「梅の栄養パワー」についてお話してみました。